こんにちは。
『木曽路を県境まで南下する旅 #2』
2回目の今回は「木曽三大寺」の一つで、同じく三大寺の一つである興禅寺のほぼ隣にある『長福寺(ちょうふくじ)』です。ここはヤマボウシが咲くことでも有名だそうです。
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《目次》
長福寺とは
長福寺は永享2年(1430年)、木曽義仲の13代子孫・木曽豊方公が木曽家菩提供養のために一宇を創建して、寺領山林などを寄付し、鎌倉浄智寺開山の仏眼禅師の弟子、竺隠和尚を請じて開山としました。
大永年間(1521~1527年)になり、木曽家16代の木曽義元公が上州・沼田野の村より当寺へ移り住み、叔父である妙心寺住持・信叔(独秀乾才の法弟)を請じて、中興開山として、これより臨済宗妙心寺派となりました。
「信州の古寺百選」にも指定されています。
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見どころ①方丈
当町の宮大工・千村清棟梁(明治神宮再興の棟梁)が昭和48年に再興した作品で、間口8間半の堂々たる姿で、長福寺のシンボルとなっています。
見どころ②山門
昭和42年に再興された総ケヤキ作りの山門です。
以前は鐘楼門(鐘撞き堂と山門が一体化した建物)でしたが、現在は平屋の山門です。
見どころ③庫裏
平成19年12月に竣工した庫裡です。正式名称を「庫裡・檀信徒会館」と言うそうです。
見どころ④鐘楼
昭和58年に新築された鐘楼です。鉄筋の基礎に総ケヤキ作りの楼が乗る二層構造になっています。
一階部分は弓道場ですが、近いうちに坐禅堂に改築するそうです。
見どころ⑤ヤマボウシ
二階建ての鐘楼を登ると、その眼下には100本以上の白やピンクに彩られたヤマボウシが一面に広がる光景が見られます。さすが「ヤマボウシの咲くお寺」だけあります。
他の見どころ
信州高遠の石仏師守谷貞治が木曽代官山村の依頼により、文政5年に造立したもの。地蔵菩薩では最高傑作の一つと云われているそうです。
初代、木曽義仲をはじめ木曽義昌など代々の墓地です。町指定史跡。
遠祖・良候、初代・良道夫妻、2代・良利夫妻以降は山村家奥方の墓地が並びます。
境内には武田信玄の娘真理姫の嫁ぎ先だった木曽義昌が信玄の菩提を弔うため建立した墓碑。町指定史跡。
他の「木曽三大寺」はコチラです。
御朱印
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アクセス
基本情報
【住所】 〒397-0001 長野県木曽郡木曽町福島門前5690
【電話番号】 0264-22-2512
【拝観時間】 日中随時
【拝観料】 志納
【駐車場】 あり
【公式サイト】長福寺
今回は、裏にある墓所までたどり着けなかったので、次回はリベンジしようと思います。
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