こんにちは。
『木曽路を県境まで南下する旅 #5』
最後は、天下奇勝と云われる「寝覚の床」に隣接する浦島太郎ゆかりのお寺『臨川寺(りんせんじ)』を紹介したいと思います。
《目次》
臨川寺とは
開基の由来は定かではないが、浦島太郎が年老いた自分の姿をなげいて旅立ってしまった後に残されていた弁財天の像を祭ったことが由来だそうです。
そして、1624年に尾張藩主・徳川義直によって再興されたそうですが、1863年の火災により本堂や庫裏などが焼けてしまい、弁天堂だけが当時のまま残った形になってしまいました。
境内には松尾芭蕉、正岡子規、種田山頭火の句碑、姿見の池、宝物館などがあり、奥の降り口から寝覚の床への近道が通じています。
「木曽七福神霊場」の一つで、紅一点の弁財天(弁才天)様が祀られている寺院です。
浦島太郎伝説
浦島太郎が竜宮城から帰ってきた晩年を、この上松町で過ごしたと言われています。
竜宮城から帰ってきた浦島太郎は、まわりの風景が変わり、知人もいなくなってしまったために旅に出ます。旅の途中で木曽川のこの場所の風景に魅了され、この場所が気に入ります。竜宮城の美しい景色を思い出したんでしょうね。
そして乙姫にもらった玉手箱をこの地で開けます。
この後は物語のとおり、白煙がでて浦島太郎は白髪のおじいさんになってしまうんですが、今までの楽しかった夢のような世界から現実に戻ってきたという意味を込めて「寝覚め」と呼ばれているようです。
見どころ①本堂
昭和46年、文久以来108年ぶりに本堂(方丈)が全面改築され、今も浦島太郎が残したとされる弁才天像(文殊菩薩像)が祀られています。
見どころ②弁才天堂
正徳元年(1711年)尾張藩主四代吉通が、母堂の寿命長久を祈願して建てられたと云われています。上松町内で最も古い建物とされています。
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見どころ③三徳稲荷堂
福徳寺の三徳を授けるお稲荷様として地域の人たちに親しまれているそうです。
見どころ④日中友好観音
太平洋戦争末期に、発電所建設のため木曽に強制連行され命を落とした中国人を追悼し、日中友好の証として建立された木曽地区中国殉難者供養塔です。
見どころ⑤宝物館
宝物館には浦島太郎が置き忘れたという愛用の釣竿や硯(すずり)、古民具などを展示されています。無料。
フォトライブラリー
御朱印
御朱印は「浦島堂」と「弁財天様」の2種類あるそうです。家に帰って来てから知りました。
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アクセス
基本情報
【住所】 〒399-5601 長野県木曽郡上松町上松1704
【電話番号】 0264-52-2072
【拝観時間】 08:00 ~ 17:00(冬季注意)
【拝観料】 大人200円
【駐車場】 無料あり
今度は竜宮城に行ってみたいと思います。
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