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こんにちは。うらいで~編集長です。
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松代象山地下壕
太平洋戦争末期に日本が来るべき本土決戦に備えて極秘裏で築いた地下要塞『松代象山地下壕』(別名「松代大本営」)。舞鶴山(まいづるやま)を中心として、皆神山(みなかみやま)、象山(ぞうざん)と3つの山の地下に碁盤の目のように掘り抜かれ、その総延長は約10㎞余りに及ぶ壮大な防空壕であり、歴史的遺産です。



アクセスと駐車場


地下壕の入口付近には、パンフレットを頂ける小屋、そしてヘルメット置き場と丸い屋根つきベンチしかありません。自転車とバイクは駐輪できますが、駐車場はありません。
周辺で無料で停められる場所は、代官町(象山東)駐車場と象山神社の公衆トイレ横の駐車場(7台)になります。どちらも地下壕まで徒歩5-7分程ですが、代官町(象山東)駐車場の方が停められる台数が多いので、こちらがオススメです。
これまでの歴史
第二次世界大戦の末期、日本軍部が本土決戦の最後の拠点として、極秘のうちに、皇居や大本営、政府各省など政治の中枢機能をこの地に移すという巨大プロジェクトが進められ、およそ9か月の間に建設されたもので、突貫工事をもって、全工程の約8割が完成しました。
最終的にはここに天皇陛下をかくまって徹底抗戦する目論みだったそうですが、全体の約8割が完成した時点で終戦(1945年8月15日)を迎えたため、実際に使われることはなく、今に至っています。そして、今はその〝ほんの一部〟を見学できるようになっています。
この建設には、当時の金額で1億円とも2億円ともいわれる巨費が投じられ、また工事には日本だけでなく朝鮮半島からも大勢が動員され、劣悪な環境で過酷な労働を強いられる例も少なからずあったと言われています。戦争によって、そして人力によって作られ、多くの人が犠牲になった負の遺産でもあります。
なぜ松代だったのか?
日本の首都は今も昔も東京です。それが、なぜ長野県の松代だったのか。その理由はこちら。
①本州の陸地の最も幅の広いところにあり、近くに飛行場(長野飛行場)がある
②固い岩盤で掘削に適し、10トン爆弾にも耐えられる
③山に囲まれていて地下工事をするのに十分な面積を持ち広い平野がある
④長野県は労働力が豊か
⑤長野県の人は心が純朴で秘密が守られる
⑥信州は神州に通じ品格もある
⑦松代に縁起の良い松という文字が含まれている
いざ、入壕!

入壕料は無料ですので、小屋にいるおじさんに深々とお辞儀をしてからパンフレットを頂いて、無料のヘルメットを借りれば準備万端。小屋の隣にトイレがあるので下痢の方と便秘の方は必ず寄ってから入りましょう。
隣接する歴史資料館(駐車場3台)では入館料200円で貴重な資料の閲覧と大本営の説明を聞くことができるので、こちらで説明を聞いてから行くのがベストです。




入口付近は天井が特に低くく、背が高い方やキリンさんは頭上注意。通路は凸凹していたり、砂利だったり、水溜まりまであるので、素足ではなく草履か足袋などの歩きやすいクツで行きましょう。足元が不安な方やスイカ割りのまま来てしまった方は懐中電灯があると便利ですよ。
天井が低い場所を抜けて奥まで進んでいくと、年中平均気温が16度ほどなので、夏は涼しく冬は暖かいシンデレラフィット並みの快適な温度に包まれます。夏は、二人羽織をするような羽織物一枚あった方がウケるかもしれませんね。
壁面は手彫り感があり、硬い硬い岩を粗末な器具とダイナマイトと人海戦術で昼夜を問わず掘り進められたわけで、どれだけ過酷な労働だったか容易に想像できます。




この日は日曜日のお昼過ぎだったのですが、
あまり見学者がおらず、ストレスなくゆっくり見学できました。ただ、誰もいないとちょっと不気味です。
((( ;゚Д゚))) ガクガクブルブル
周辺には恵明禅寺、竹山随護稲荷神社、長野市文化財山寺常山邸、象山神社など見どころがたくさんあるので、用水路の鯉などを見ながらそぞろ歩きしてみるのもありです。
あとがき
戦争の爪跡を目で見て肌で感じられる貴重な体験ができました。これは語り継いで残していかなければならないものですね。「百聞は一見にしかず」と言いますから、ここはぜひ実際に現地に訪れて体験してみてください。
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基本情報
松代象山地下壕
[住所] 〒381-1232
長野市松代町西条479-11
[電話] 026-224-8316(観光振興課)
[営業時間] 9:00 ~ 16:00
[定休日] 第3火曜日・年末年始
[入壕料] 無料
[アクセス] 長野ICから車で5分
[駐車場] 2か所|無料
[HP] 松代象山地下壕
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