こんにちは。
お飲み物は?と聞かれ「カレー!」と答える
うらいで~編集長です。
今回は・・・
期間限定で出店したラーメン屋
伝説のもりそばが自慢の名店!
~ランチ編~
『山之内 大勝軒』

《目次》
山之内 大勝軒

2020年12月、スキーシーズン到来にあわせ志賀高原ファミリースキー場内にオープンした「山ノ内 大勝軒(たいしょうけん)」が大盛況のなか、2021年5月に閉店。
しかし、「夏も開いてほしい!」との声を受け、2021年6月3日に夏から秋にかけての期間限定(11月3日まで)で「志賀高原 山の駅」に移転してリニューアルオープン。

志賀高原のある山ノ内町は「つけ麺」の考案者で〝ラーメンの神様〟と呼ばれた故・山岸一雄の生まれ故郷。「いつかは故郷に大勝軒を」という故人の願いのもとに弟子の田内川(たうちがわ)真介がオープンさせた思い入れのあるお店です。

そもそも「つけ麺」は、信州そばをヒントに、麺を汁に浸して食べるメニューをまかないとして出したのが始まりとされています。
そんなつけ麺を、ここでは志賀高原の美味しい水で打ち、地元産の味の濃い野菜や肉を使っているため奥深いコクがありますが、高地による低温沸騰で煮込まれるのでアクや雑味のない澄んだスープで食べることができます。
メニュー

もりそばを筆頭に、中華そば、定食、おつまみ、カレー、その他と分かれています。
【もりそば】の看板商品はなんといっても「特製もりそば」(950円)ですね。それに、こちらのオーナーが師匠である山岸一雄から出してもらったことで始まった「もりなま」(1,050円)もリピーターの中では認知度の高いメニューです。師匠と弟子が一緒に復活させたという「もりカレー」(1,200円)も注目のメニューです。
【中華そば】では伝統の「中華そば」(950円)が断トツの人気メニューでしょうね。以降はそれに付随したメニューですので割愛させて頂きます。
このお店が面白いのはラーメン屋なのに【カレー】にも力を入れていること。「復刻版カレーライス」(1,000円)は、神田カレーGPで優勝するなど片手間ではなく本気の味です。
【おつまみ】の中にも「餃子」や「焼肉」、「野菜炒め」、「チャーハン」など復刻させたメニューがあり、本気で長野県に乗り込んできたことが窺えます。
新メニュー
志賀高原の「グリーンシーズン」に合わせてオープンする「夏の山ノ内大勝軒」は、里山の恵みをふんだんに使った新メニューが登場しています。
◼️もりたけのこ(1,300円)
◼️たけのこラーメン(1,300円)
志賀高原の名産品「ねまがり竹」は、初夏(6月上旬~7月上旬)にしか採れない山菜で、えぐみがなく風味の良さが特長です。
北信地方では味噌汁の具としても親しまれておりますが、ラーメンスープとの相性も抜群です。
◼️もり夏野菜(1,200円)
大勝軒の「もり野菜(つけめん)」は、キャベツ、もやし、玉ねぎ、にんじん、ニラ、きくらげが入った定番メニューですが、そこにピーマン、ナス、パプリカ、アスパラガス等々、その時期の旬の野菜を加え、ボリュームたっぷりでヘルシーな味わいに仕上げています。
◼️もりとろ(1,200円)
信州地方では古くから「山芋(長芋)」をすりおろした「とろろ」や「とろろ汁」が郷土料理として親しまれています。
大勝軒の「もりとろ」はつけめんのスープにとろろを加え、麺に絡めて食べる隠れた人気メニューです。
「山ノ内 大勝軒」では、信州産の「長芋」と「大和芋」を合せたとろろを鰹節の出汁でのばし、スープと合わせた「とろろ汁」風のつけ麺です。
注文メニュー
◼️特製もりそば(950円)

「ザ・大勝軒の味」と云われる豚と鶏がベースでかつお節などの魚介も効かせた和風のあっさり味のスープは甘く、酸っぱく、辛くて、これがクセになる味というのがよくわかります。そこに相性抜群のソフトでもっちりとした太麺がよく絡みます
さらに、そこに長野が誇る名店の逸品で、日本三大七味のひとつ「八幡屋磯五郎(やわたやいそごろう)」の一味が特製もりそばの味をより一層引き立てます。
これは一度は食べるべき逸品のひとつだと思います。さすが伝統あるラーメン屋さんです。
あとがき
志賀高原の美しい自然と大パノラマを眺めながら食す伝統の絶品ラーメンは、時代が変わっても決して色褪せない不変の美味でした。
おかわり!