こんにちは。うらいで~編集長です。
今回は麺にしました。上田駅から程近い場所にある『中村屋』さんにてランチをしてきました。
なんでも、地元では知らない人がいないと言われるくらいの老舗の人気店みたいです。

《目次》
中村屋とは

創業は明治21年で、上田駅が出来た頃からなので120年ほどの歴史があります。
信州ならではの馬肉うどんの老舗で、変わらぬ味を五代目(六代目も勤務中)が受け継ぐ繁盛店です。
これまで多店経営に乗り出さず、ずっと家族経営を続けてきたことで、地元客から世代を超えて愛される〝町のうどん屋さん〟で、いわば上田のソウルフードですね。
2016年4月にはテレビ東京「出没!アド街ック天国」で紹介されるなど県内外からのお客さんで連日賑わうそうです。
休憩はなく通し営業をしているので、ふらっと行けるのもありがたいですよね。
馬肉
信州上田は昔、農耕馬を荷役として飼っていた歴史があり、働けなくなった後でも感謝し無駄にすることなく最後までいただいていたことから、今でも上田の郷土食となっています。
道の駅などたくさんのお店でも提供されていて、馬肉うどんを扱うお店も市内に数店舗あります。
馬肉は、牛、豚、鶏等の肉より、低カロリー、低脂肪、低コレステロール、低飽和脂肪酸、高たんぱく質で、アミノ酸が20種類程と豊富。
滋養強壮、栄養価も高いという至れり尽くせりのお肉なんです。
メニュー

名物の馬肉うどんが一番リーズナブルで、そこに「天ぷらうどん」や「月見うどん」などが続き、もう一つの人気メニューの「鍋焼きうどん」というラインナップになっています。

夏には「冷やしうどん」もあります。
郷土食の馬肉料理も肉皿、馬刺し、馬刺し定食、さくら丼と揃っているのが長野県らしいです。
ご飯ものは親子丼、カツ丼、玉子丼の丼ぶりものや刺身定食などがあり、単品のおツマミなんかもあります。
うどんの麺は柔らかめのやや平べったいうどんで、讃岐うどんのようなコシがあるわけでもなく、稲庭うどんのようにツルッとした喉ごしがあるわけでもありません。まさに煮込みうどんといった感じの麺です。
そこに甘辛いつゆがよく絡み食欲を駆り立ててくれるので一気に食べ終わってしまいます。麺の量も多いのでしっかり満腹になります。
お飲み物もビール、日本酒、ソフトドリンクが割と安い値段で並んでいます。
ここでは〝馬刺しと肉皿で一杯!〟というのが地元民の通の楽しみ方みたいですね。この日はビンビールだけで抑えたのですが、一緒に出てきた柿ピーが嬉しかったー!

看板メニュー
お店の看板にも書いてある通り、看板メニューは〝肉うどん〟です。ただ、こちらの肉うどんは豚肉や牛肉の代わりに馬肉を使った「馬肉うどん」(620円)なんです。信州ならではですねー。

普通、うどんのつゆといえば、鰹節、昆布、干し椎茸で出汁を取りますが、こちらでは馬肉を長時間煮て、「信州味噌醤油醸造の金元醤油 金印」だけで、他の出汁を使わないそうです。
このつゆ好きだな~。
よく煮込まれている肉はまったく臭みもなくしつこくもなく柔らかく、適度な歯ごたえもあってうどんとの相性もバッチリ。これだけをツマミにする人もいるらしいです。
唯一、一つだけセットメニューがあって、それが「馬肉うどんとミニ天丼」(1,000円)です。お客さんのほとんどが馬肉うどんの単品かこのセットメニュー注文していたので、お腹の空き加減で決めているのかもしれませんね。

ミニ天丼にはエビ天とイカ天が乗っていてそれだけで満足できる丼ぶりですが、さらに冷奴(薬味にカラシ!)と漬物までついてこの破格のお値段はお得です!
しかも、天ぷらがあるのにも関わらず、注文してから物凄いスピードで出てきました。
店内

ガラス張りのお陰で店内は明るく広々としたお店はキレイに改装されていて、1階にはカウンター席、テーブル席、小上がり席があり、2階には30名ほど入る宴会場もあるそうです。
座席数は全部で44席あって、次から次へとお客さんが来店するも回転が早いので繁忙期以外は恐らく悠々と座れると思います。
出入口も二ヶ所あって、北西側の坂道にある入口からもお客さんがなだれ込んでくるので知らないとビックリします。
今回は当たりのお店を引いたな~。
信州上田にお越しの際はそばもいいですが、名物の馬肉うどんもオススメです。ぜひ一度食べて欲しい伝統の味です。
r.gnavi.co.jp