こんにちは。うらいで~編集長です。
今回は、うなぎの町として有名な岡谷市の中でも3本の指に入ると言われている名店が、満を持して出店した2号店『やなのうなぎ 観光荘(かんこうそう) 松本店』でお食事をしてきました。
〝さすが!〟と思わせてくれる名店の味や接客、サービス、伝統などを少しでもお届けできたらと思います。

《目次》
観光荘とは

本店である岡谷店は、岡谷市とほたるで有名な辰野町のほぼ中間にあり、観光荘という名は、ほたるの光を観る荘(やかた)ということで付けられた名称だそうです。
創業は昭和29年で、本店の前を流れる天竜川では江戸時代から「簗(やな)」と呼ばれる仕掛けでうなぎを取っていた歴史があり、そこから「やなのうなぎ観光荘」となったそうです。
2014年6月に松本市深志から松本市渚に移転オープンした松本店は、市街地の入り組んだ住宅街にある築100年の古民家のいい感じのお店です。古民家って、なんかステキですよねー。
この日は、「土用の丑の日」が近いということもあってか、オープン間もない時間にも関わらず、すでに長蛇の列が出来ていました。うなぎももはや国民食ですね。
観光荘のうなぎ

脂が乗ったうなぎにこだわり、鮮度、色合い、風味を確認し、スタッフが厳選して仕入れているそうです。そして、そのうなぎを信州の水で泥臭さを除いて身を締めているので格別の味を生んでいるんですね。
秘伝のタレも半世紀に亘り、数多くのうなぎをつけ込み、熟成したタレがカメの中で歴史と旨味を凝縮して、他ではマネの出来ない観光荘の味となります。
メニュー



メニューは、王道の蒲焼きの丼ぶりからお重、ひつまぶしなどのご飯ものメニューや白焼き、きも焼き、うま辛うなぎ、うなぎの燻製シーザーサラダなどオリジナリティ溢れる単品メニューもたくさんあります。
その中でも「やなまぶし丼」(並 2,100円~)は観光荘のオリジナルメニューで、わさびと刻みねぎに甘めのタレを混ぜたものにつけて食べる定番メニューらしいです。そうと知っていれば頼んだのに・・・。勉強不足でした。
注文メニュー
まず、お茶と一緒にお通しとして「うなぎの骨せんべい」が出てきました。コリコリとした食感とうなぎのタレが染みた骨せんべいはお酒のお供に最適です。
ビールのアテに買っていこうと思います。

注文は、ド定番の「うな丼」(2,580円)と「焦がしねぎひつまぶし」(並 2,500円)を注文しました。

正確には計ってないですが、およそ5分くらいという驚きのスピードで配膳されてきました。下焼きしてスタンバイしているのでしょうか。腹ペコだったので助かりました。
肝心のうなぎはとても分厚くて、〝蒸さずにじっくり炭火焼き〟のおかげで皮はパリパリで香ばしく、身はふっくら柔らかくて気付いたら食べ終わっていました。二口目からかけた山椒が鼻から抜けた時の香りが爽快で、大人になって良かったーと実感した瞬間でした。
「焦がしねぎひつまぶし」は、なんと言っても〝焦がしねぎ〟です。当たり前ですが・・・。これがうなぎの味を邪魔せずに抜群のアクセントになるんです。ニンニク揚げのようなちょっとしたパンチのあるテイストですが、薬味を投入したり、出汁をかけてお茶漬け風にして食べると一味違ったもう一つの薬味に化けます。よく考えられた〝作品〟です。

追いダレと一緒に「わさび味のタレ」も持ってきてくれるのですが、こちらもまたわさびの風味がうなぎを引き立ててくれます。二度も楽しめるなんてなんか幸せですよねー。
店内・サービス

店内は畳敷きの上にテーブル席やお座敷席があり、全部で34席あるそうです。
その中をテキパキと動く従業員の方々は、みんなハキハキしていてとても活気が良いのが印象的でした。
テーブルの上にお湯の入ったポットが置かれていて、急須と湯飲みが運ばれてきます。お冷やは自分で取りに行く感じです。
レジカウンターの横に有名人の方のサインが並んでいます。バナナマンの日村勇紀さん、宮川大輔さん、千鳥さん、元総理大臣の鳩山邦夫さん、世界的指揮者の小澤征爾さんなど名だたる方ばかりです。さすが名店です。


美味しいうなぎを頂いたので、この蒸し暑い夏を乗り切れそうです。みなさんも是非、うなぎを食べてがんばって夏を乗り切りましょう!
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基本情報
【住所】 〒390-0841 長野県松本市渚2-2-5
【電話番号】 0263-31-6963
【営業時間】 11:00 ~ 14:00
17:00 ~ 20:00
【定休日】 毎週木曜日
【駐車場】 普通車30台
【公式サイト】やなのうなぎ観光荘 |長野県岡谷市のうなぎ料理店