こんにちは。
うらいで~編集長です。
蓮を目的に伺った興龍寺の次に訪れたのが、車で10分弱くらいのところにある『長興寺(ちょうこうじ)』です。
《目次》
長興寺とは
長興寺は、福井県永平寺、神奈川県総持寺を本山となす曹洞宗に属するお寺です。
寺伝によると、室町時代の大永7年(1527年)に洗馬城々主の三村忠親(法名鶴松院殿機翁宗濶大庵主)の菩提寺として創建されたそうです。
その後、武田信玄らの懇願により大本山・総持寺から才応総芸禅師が入り現在の寺名になったと云われています。
1908年(明治41年)に火災により本堂を除き全てを焼失したが、大正時代に再興され、現在も寄進状など古文書が多く残っているそうです。
松本市〜塩尻市の寺院を巡礼する信州筑摩三十三観音霊場の最後三十三番札所であり、信州七福神の毘沙門天札でもあります。
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この看板を目印に杉並木道を入ると、キレイに舗装された駐車場に着きます。斜面になっているので広い境内が一目瞭然です。
それでは、山門に向かって歩を進めましょう。
いくつか石碑が見えます。
仁王門入口左手に柳田国男と折目信夫の歌碑が山の斜面の木立の中に建てられています。
見どころ①山門
洗馬の山を背景に、唐獅子の木鼻や冠木前方の大きな龍が彫刻された立派な山門を眺めることができます。
1828年(文政11年)の建立で、大工棟梁は諏訪の宮大工・立川流初代立川和四郎富棟の門人塩原源助だそうです。
山門横には立派なシダレザクラがあり、満開の時期にまたシャッターを押してみたいものです。
見どころ②本堂
明治41年の焼失後、3年の歳月を費やして、100坪余りの壮大な堂宇が昭和53年に完成。
入口には、寺号額「長興禅寺」が欅材に鱗彫りという技法を用いた扁額(へんがく)が掲げられています。本尊は釈迦如来。
では、境内を見渡してみましょう。まずは一際キレイな庫裏から見てみましょう。
山門をくぐって左手には多宝塔があります。
十三塔を囲うように四体の像(持国天、多聞天、広目天、増長天)が建てられています。
見どころ③庭園
市の名勝指定の庭園は長興寺山の山麓の一部を取り入れた江戸時代中期の様式「池泉回遊式庭園」です。
作庭されたのは江戸時代中期の安永から天明年間(1772〜1788年頃)の様式と推測されています。
刈込まれた樹木たちの美しい姿と山の借景が見所で、昭和46年に市の名勝に指定されました。
見どころ④木曽義仲の御母堂の墓所
小枝御前の墓所
木曽義仲(駒王丸)は、2歳の時に母と共に信濃権守・中原兼遠を頼ってこの地に逃れてきたといいます。
今回は「遠そう」という軽い理由で断念しました。
御朱印
ここでは信州筑摩三十三観音霊場巡りの一つである心念堂(第二十七番)の御朱印も書いて頂けます。
心念堂は住職がいないのでコチラで受け付けているそうです。他にも信州七福神霊場(毘沙門天)と信州筑摩三十三観音霊場の御朱印もあり、全部で4種類あります。
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アクセス
基本情報
【住所】 〒399-6462 長野県塩尻市大字洗馬元町3392
【電話番号】 0263-52-0087
【拝観時間】 日中随時
【拝観料】 志納
【駐車場】 あり
【公式サイト】長興寺 公式サイト - 長野県塩尻市 曹洞宗 蜀北林 青松山長興寺
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