こんにちは。
アジサイを求めてお寺巡りをしてきましたが、前回雨のために予定を変更して行けなかった『法船寺(ほうせんじ)』をようやく訪れることができたので紹介したいと思います。
《目次》
法船寺とは
戦国時代の永禄4年(1561年)に憲修によって創建され、開山は空等法印であるといわれています。もとは市内にある牛伏寺の末寺だったそうです。
境内には、目通り4.3㍍の乳をもつ大銀杏(おおいちょう)、同1.8㍍の銀杏及び、2㍍と1㍍のもみじ、また、3㍍のシダレザクラがあり、特に乳をもつ大銀杏は市内入山辺の「千年(せんぞ)の銀杏」に次ぐものです。初夏には、80種類1500株余りのアジサイの花が境内一面を彩ります。
周囲の景観と程よく調和していることから昭和58年(1983年)3月に、境内一円が松本市名勝に指定されています。
また、平成3年(1991年)から筑摩三十三番観音霊場巡りが復活し、法船寺は十二番札所になっています。
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お寺の前の広い駐車場にはベンチが置かれ、東山山麓の標高約760㍍から松本平と北アルプスの槍ヶ岳や穂高連峰の眺望が楽しめます。こちらの駐車場にもアジサイがたくさん咲いています。
まず境内に入る前に石垣と白壁に沿って歩いてみます。門が二つ見えてきましたが、山門は閉じられていて、隣の裏門からは入れるようになっています。
六地蔵が二手に別れて安置されています。
アジサイとお地蔵さんはなぜこんなに合うのでしょう。
こちらのお寺にも「あじさい寺」の石碑があります。
では、冠木門をくぐつて境内を参拝していきたいと思います。
早速、アジサイ散策への順路の看板が見えたので行ってみましょう。
見どころ①アジサイ
40年の長きに渡って植栽を続け、今は80種1500株までに膨れ上がっていて梅雨の時期には雨に濡れたアジサイの花は色も濃く、華やかに目に映ります。
少し標高が高いので、市内とは見頃がズレることが多く、例年だと6月下旬~7月下旬頃で、7月中旬頃が一番の見頃だそうです。
アジサイ小道を抜けると御堂が見えてきました。
見どころ②観音堂
本尊は、信州筑摩三十三ヶ所観音霊場で唯一の準胝(じゅんてい)観音です。別名「子育観世音菩薩」。
御堂の前には、札所の石碑と桜の珍しい品種カタオカザクラが植えられていました。春が待ち遠しいですね。
このまま順路に沿って本堂裏手の墓地の方へ回ります。こちらもアジサイがびっしり咲いています。
ぐるっと一周してアジサイを満喫したら、次は本堂周辺を見て回ります。
まず庫裏にて御朱印をお願いします。
庫裏の前には樹齢約350年といわれるイチョウの木があります。こんな大きいイチョウは初めて見ました!デカい!
見どころ③大銀杏
鐘楼も外せません。
こんな高台から鳴らせばさぞ響くでしょうね。
そして本堂を参拝します。
見どころ④本堂
本堂前には薬師如来像があり、お賽銭箱の横には〝一文字納経〟があります。般若心経から石に好きな一文字書いて納めるそうです。
本尊は、薬師瑠璃光如来で脇士に日光菩薩、月光菩薩、十二神将、四天王、地蔵菩薩、不動明王が安置されています。
フォトライブラリー
御朱印
庫裏にてご丁寧に対応して頂きました。御朱印記帳料300円。
アクセス
基本情報
【住所】 〒399-0023 長野県松本市内田2946
【電話番号】 0263-58-6040
【拝観時間】 日中随時
【拝観料】 志納
【駐車場】 普通車50台
【公式ブログ】
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