こんにちは。
よく通る道で見かけていた「古川寺」という大きな看板。いつか行ってみようと思っていたので、見事な快晴に後押しされドライブ気分で行ってきました。
信州筑摩三十三番観音札所にも数えられ、厄除け寺としても有名な『古川寺(こせんじ)』。
《目次》
古川寺とは
古川寺は、松本平の西方山麓、古見(こみ)、旭城址を背に建つ高野山真言宗の寺であり、昭和28年(1953年)からは「高野山金剛峯寺」が本山のお寺です。
開基は、平安後半の永長年間(1096~7年)と伝えられており、古川寺裏の沢から屋根を1500㍍ほど登った所にある慈眼山清水寺が古川寺の奥の院で、阿蘭若が保持していた祈祷寺でもあったとも云われています。
宝暦13年(1531年)に武田氏の家臣だった上條佐渡守信隣が古見の城主になり、延命長寿を願い永禄年間(1558~70年)に現在の古川寺より西の山際の延命から観音堂を川取沢(かとりざわ)に移し、普門殿を建て中興したと記されているそうです。江戸時代に入ると松本藩主から庇護され、慶長19年(1614年)には当時の藩主小笠原秀政から禁制が発布、良應和尚を招き中興開山し、不動明王を本尊とし堂宇を再建、宝暦年間(1751~1764年)に本堂を再建した際には改めて大日如来を本尊として勧請したそうです。
▼まだ始めたばかりですが、コチラを参考に札所巡りをしています。
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見どころ①本堂
現在の本堂は、棟札によると宝暦7年(1757年)に、木曽宮越の大工傳左衛門が棟梁となって建立されたそうです。
宝暦年間に本堂が建てられたときに、大日如来を安置、脇侍として毘沙門天立像、不動明王立像を安置したと伝えられています。
見どころ②鐘楼門
古川寺山門は一間一戸、入母屋、茅葺、四脚楼門、高欄付で、江戸期のものとされ、北安曇郡池田町の廃寺から移築され、戦前は鐘楼門の階上を鐘楼として使っていたそうです。
見どころ③観音堂
古川寺観音堂は、寛永15年(1635年)に建てられたもので、江戸時代初期の優れた御堂建築の遺構として貴重な事から平成5年(1993)に長野県宝に指定されています。
ここに祀られている村指定の重要文化財である聖観音菩薩立像は、現在は秘仏とされ御開帳のときにしか拝することができないそうです。拝んでみたいものです。
見どころ④地蔵堂
上條佐渡守信隣並びに古見氏菩提のため一堂を建立して冥福を祈ったそうです。
紅葉林に囲まれた秋に映える地蔵堂です。
見どころ⑤拡智学校跡
本堂は明治5年(1872年)4月から3ヶ月間、拡智(こうち)学校校舎として使用されていたそうで記念碑などが残されています。
フォトライブラリー
御朱印
庫裏にてお願いしたところ快く引き受けてくれました。そして、御朱印とともにお守りもくれ、境内の説明もしてくれました。
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アクセス
基本情報
【電話】 0263-99-2061
【拝観時間】 9:00 - 17:00
【拝観料】 志納
【駐車場】 最大約80台
【公式サイト】長野県厄除けの寺 古川寺|高野山真言宗|子授け 交通安全 合格祈願
朝日村の花となっている<カタクリ>の群生地があり、5月頃には2万株の花が咲き誇ることでも有名で、さらに村の天然記念物にも指定されています。
是非その季節に再訪したいものです。
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